言ノ葉―dear my garnet―

こんにちは!REASNOT編集長の紅葉です。

昔の楽曲の歌詞を書き残していこう企画の第二弾は、2012年4月5日に発売した1st CD『ダイヤモンドクロウ』のカップリング、『言ノ葉(ことのは) ―dear my garnet―』です。

こちらは1st Album『My treasure』にも収録されているのですが……そのあたりのお話も交えて書いていきます。

はじめてオリジナル曲を作ったときは、歌とピアノの先生の力をお借りして、思い付きの鼻歌とポエムをまとめることで精いっぱいでした。

なんとか仕上げたあと、少し落ち着いて、「今後の活動や三曲目以降のことまで考えてから、次の曲を作ろう」と思いました。

まず「一年に一枚ずつシングルを出して、三年後にはアルバムを出そう」と目標を立てました。すると「アルバムなら10~15曲は作らないとな」と先生に言われ、「何かテーマを決めたらどうだ」と提案されました。

しばらく悩んで、ふっと思いついたのが『誕生石』でした。

勢いだけで作った最初のオリジナル曲は、とある親友に宛てて詞を書き、4月生まれの彼女の誕生石と、似合う動物のイメージから『ダイヤモンドクロウ』というタイトルにしていました。

せっかくなら、各月の誕生石をテーマにした12曲を作って、一枚のアルバムにまとめようと考えたわけです。

12曲なら、二ヶ月に一曲ずつ作ればちょうどいいペースだし。笑

「じゃあ、まずは1月の誕生石の『ガーネット』から作ろう」というのは、ごく自然な流れで決まりました。

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『ガーネット』という単語を見ると、私は二組の歌手を思い浮かべます。

まずは『GARNET CROW』。名探偵コナンのアニメが大好きだった私は、彼らが歌うEDやOPも大好きで、いつもカラオケで歌っていました。特に『夢みたあとで』は、これまでの人生で最も歌いこんできた楽曲です。

彼らが解散してしまったあとも、人生の様々な場面で、その楽曲群に支えられてきました。

もう一組は、奥華子さん。私が彼女を知ったきっかけは、金曜ロードショーで放映された『時をかける少女』でした。なんとなくテレビを見ていたらCMで流れた『ガーネット』の歌詞に胸打たれ、本放送では『変わらないもの』のシーンで号泣しました。

上京して初めて自分のお金でチケットを買って行ったのは華子さんのライブですし、ピアノ弾き語りを始めたのも華子さんの影響です。シンガーソングライター時代は多くの楽曲をカバーさせていただきました。

私にとって『ガーネット』は、自分の音楽人生において語らずにはいられない二組のアーティストに深くかかわっている単語なのです。