こんにちは!REASNOT編集長の紅葉です。
昔の楽曲の歌詞を書き残していこう企画の第三弾は、2013年4月30日に発売した2nd CD『雨 the st』の表題曲、『雨 the st』です。
変なタイトルですよね。この表記で『アメジスト』と読みます。
「え、おかしいでしょ。『the』を『ジ』と読むのは、次の単語が母音で始まるときだけだよ」と思った方。正解です。英語が堪能であらせられる。。
私も、7年前から分かっていたんです。でもどうしてもこう読ませたくて、「いやこれは強調のtheなんです」など苦しい言い訳で誤魔化してきました。
今日は、なぜこんなタイトルなのか?を中心に語ろうと思います。
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私は文章を書くのが好きです。このNOTEに綴っているようなエッセイや、REASNOTの取材記事にとどまらず、ファンタジーやミステリーや青春ものなど、いわゆる娯楽小説を幅広く書きます。
というか本来はそちらのほうが好きで、20歳のころから、毎年一本は必ず新作小説を書き、どこかの賞へ応募するのを趣味にしています。
そんな私が人生で初めて書き上げた長編小説のタイトルが『止まない雨の中で、』。妻を亡くし、生きる意欲を失った男と、母子家庭で育ち、進路に迷う女子高生が出逢い、それぞれ人生への希望を取り戻す…的な、とあるコンビニを舞台にしたハートフルラブストーリーでした。
ふたりが距離を縮めていくなかで、重要な役割を果たすバンドがあります。まさに売り出し中のヴィジュアル系バンドで、男が何気なく見ていたテレビの音楽番組に出て歌ったり、ふたりが働くコンビニ内に流れているラジオでパワープレイされたり、ヒロイン(女子高生)が「私の好きなバンドなんです。ぜひ聴いてください」と、彼らのCDを男に貸したりします。
このバンドが作中で何度も歌う曲が『雨 the st』なのです。