毎月8日は、昔の楽曲の歌詞を書き残す企画を行っております。
かつての私は『宝石シリーズ』と題して、各月の誕生石をモチーフにした楽曲を作っていました。それらをまとめたアルバムが『My treasure』です。
しかし、実はこの『My treasure』、11曲しか収録されておりません(オープニングの謎のピアノソロ曲を除く)。
足りない1曲こそ、7月の誕生石を題材にした歌です。
…アルバムに合わせて書き下ろすつもりだったのですが。
……ラヴラヴなラヴソングを書きたかったのですが。
………実際、8月の誕生石をモチーフにした『初恋サードニクス』は、アルバムに合わせて制作&発売記念ワンマンで初披露、としたのですが。
当時の私には、アルバムに合わせて2曲用意するのは無理でした……。
と、いうことで。
代わりに、CD未収録曲『魔法の理由』をお届けします。
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これまでお付き合いいただいてきた皆さまは既にご承知の通り、私の曲はなんだかちょっぴりネガティブというか寂しい歌詞が多いです。
報われない片思いみたいな。
理由は簡単です。
私自身が、報われない片思いばっかりしてきたからです!笑
恋愛とは甘く楽しいもの、という世の言説を見るたびに「えー。悲しくて辛くて寂しくて、たまに3秒くらい嬉しいことがある、程度じゃない?」と真顔で突っ込んでたら、親友に慰められました(
ひとつ、言い訳をさせてください。
過去に何度か、素晴らしいチャンスがあったのです。
ただ、何故か、そのたびに、自分で自分にストップをかけていたのです。
「ここでこのひと一人を愛してしまうと、会えなくなるひとや救えないものが沢山あるんじゃないか?」という予感があったのです。
意味不明ですよね。笑
そうしたいのにそうできない、みたいな。
ただ、あれから何年も過ぎ去って、今ここで振り返ってみると、あの予感は正しかったのだと思います。
あのとき、あのひとだけを選んでいたら、救えなかったひとがいます。
あのあと、少なくとも3人から、「あなたは自分の人生を変えてくれた恩人だ」と言ってもらうことができました。
見られなかった景色も、聞けなかった言葉もあります。
じゃけぇねぇ。
流した涙は1リットルじゃきかないけど、あれでよかったんだと思います。
全部。何もかも。