【SP07】書道を通して「夢」を伝える・遼太郎

国内外での展示やライブパフォーマンスなどで活躍している書道アーティスト・遼太郎(りょうたろう)が、2025年1月23日、愛川町立半原小学校にて「夢」をテーマにした講演会と書道パフォーマンスを行った。

夢を叶えるために大切なこと

神奈川県出身の遼太郎は、小学生のころに書道教室へ通い始めた。中学校と高校では陸上部へ所属し、長距離で全国大会に出場。卒業後は会社員として就職した。様々な経験を重ねる中でも、書道をやめることなく続けた結果、現在は書道家として活動する夢を叶えている。

講演会では、そうした自身の人生を語るとともに、座右の銘である『努力は夢中に勝てない』という言葉を紹介して「好きなことを続ける大切さ」を説いた。

IMG_7246-shielded-robust-1024x683 【SP07】書道を通して「夢」を伝える・遼太郎
IMG_7245-shielded-robust-1024x683 【SP07】書道を通して「夢」を伝える・遼太郎

 

講演会では質疑応答の時間もあり、参加した6年生の児童らにとっては、自身の夢や目標について考えるきっかけになったようだ。

「私は今、英語の勉強を頑張っているのですが、このまま中学校に入っても続けたいと思いました」

「陸上で挫折しても、書道という新しい夢を見つけて、叶えているのがすごいです。ある意味、見切りをつけるのも大事なのかもしれません」

「僕も書道を習っているので、頑張って段位をとって、いつか先生のようになりたいです」

口々に感想を語る彼らの姿は、未来への希望にあふれていた。

書道パフォーマンスと卒業制作

IMG_7200-shielded-robust-683x1024 【SP07】書道を通して「夢」を伝える・遼太郎

 

講演会の終了後、教室の床に広げた大きな和紙に、「飛翔」の文字を揮毫した遼太郎。

「6年生の皆さんへの卒業祝いとして相応しい作品になるように、インスピレーションのままに筆をふるいました」

参加した児童たちは、彼の書の周りに手形を押し、名前とメッセージを記入した。色とりどりのインクに手を染めた彼らは、「普通ならできない体験ができて楽しかったです」「習字の授業は苦手でしたが、興味を持てました」と目を輝かせていた。

IMG_7242-shielded-robust-1024x683 【SP07】書道を通して「夢」を伝える・遼太郎
IMG_7249-shielded-robust-1024x683 【SP07】書道を通して「夢」を伝える・遼太郎

 

IMG_7247-shielded-robust-1024x683 【SP07】書道を通して「夢」を伝える・遼太郎

 

以前の取材で「子どもたちの目標になれるような存在になりたい」と語っていた遼太郎自身にとっても、今回のイベントは、一つの夢が叶った瞬間だったのではないだろうか。

遼太郎と児童たちに、前途洋々たる未来が開けていることを願う。

文:紅葉 写真:鈴木飛翔

関連記事

 

◎遼太郎公式ページ

https://www.instagram.com/iga_9602